皆さんこんにちは。東京都八王子市を拠点に、都内をはじめ関東圏で電気・空調設備工事などを手がける「Life Engineer」です。
最近、「半導体不足」が世界的に問題になっており、ニュースでもしばしば報じられています。これについて、自分の暮らしには関係のないことだと考える方もいるかもしれません。しかし実は、半導体は私たちの生活に欠かせない多くの家電に使われており、その不足が長引くと日常生活に深刻な影響を及ぼすのです。今回は、半導体と私たちの関わりや半導体不足の影響、個人が取れる対策について解説します。
■半導体が使われている身近な生活家電
半導体は機械の頭脳として働く極めて重要な部品で、身の回りのあらゆる機械や生活家電に使われています。たとえばスマートフォンやパソコン、自動車、ゲーム機器、テレビ、冷蔵庫、洗濯機などを作るためには、半導体が必須です。冬に欠かせないエアコンなどの暖房器具にも、もちろん使われています。
つまり、半導体が不足すると、身の回りにある多くの機械が作れなくなってしまうのです。一時的な不足なら在庫で対応できるかもしれませんが、長期間続けば店頭から商品が消えてしまいます。ほしい家電があっても数ヶ月待ち、故障しても買い換えることすらできない……という事態すらありえるのです。機械の製造工場で働く人たちが、仕事を失う可能性もあるでしょう。
現在、長引く半導体不足により、すでに私たちの生活にも影響が出てきています。まったく他人事ではないので、最新情報に耳を傾けておかなければなりません。
■半導体不足はなぜ起こったのか
ここまで深刻な半導体不足が起きた原因は、主に2つあります。1つは「半導体需要の急拡大」です。数年前からIOT化が進み、さまざまなものがインターネットとつながるようになり、それに伴って半導体の需要が増えました。また、5Gが実用化されたことで、5G対応のスマートフォンが増加したことなども一因と考えられます。
そこに追い討ちをかけたのが「コロナ禍」の到来です。巣ごもり需要をもたらし、テレビやパソコンなどさまざまな家電の需要が世界中で急拡大したことで、半導体の製造が追いつかない状態となってしまいました。
そして2つ目は「供給体制の逼迫」です。世界各地の半導体工場が、大寒波や深刻な水不足、火災といった事故・自然災害の影響で停止。さらに新型コロナの感染拡大で工場停止を余儀なくされたことで、製造体制に大きな支障をきたしているのです。
こういった状況に付け込んで、半導体の「粗悪品」や「偽物」も横行しています。オークションなどで古い半導体が高値で売られていたり、外観だけ整えて中身は粗悪な半導体を高値で売りつけたりといった悪質な行為が増えてきているのです。さまざまな商品が品薄のため価格が下がりにくく、中古市場でも高値が付けられるので、消費者としては非常に苦しい状況になっています。
■半導体不足の影響はいつまで続くのか
半導体不足は、今のところ改善の兆しが見られず、まだまだ続くと考えられます。不足の一因となっているコロナ禍も、日本では比較的落ち着いていますが、世界ではまだ収束が見えません。当面は生活家電やパソコン、ゲーム機などが不足し、必要になっても買いづらい状況が続くでしょう。
特にこれから冬に入ると、エアコンなどの暖房設備を毎日使うようになります。もしエアコンが急に故障し、買い換えようと思っても在庫がない……などということになれば、生活に大きな支障をきたしかねません。このような事態を防ぐため、今のうちに家電の状態をチェックしておき、必要があれば早めに修理・交換するのがおすすめです。工夫して半導体不足の冬を乗り切りましょう!
Life engineerでは、エアコン設備の用意から設置工事・メンテナンスまで、一貫して対応しております。エアコン以外の電気機器やその周辺の工事も手掛けており、施工実績は豊富です。お持ちの家電製品に何らかの不具合が見られる時は、完全に壊れてしまう前にぜひご相談ください。迅速に対応しお客様を家電トラブルからお守りします。