エアコンの除湿が効かない時はどうすればいい? 原因と対処法を解説

皆さんこんにちは。東京都八王子市を拠点に、都内をはじめ関東圏で電気・空調設備工事などを手がけるLife Engineerです。


梅雨の季節など部屋がジメッとしている時は、エアコンの除湿(ドライ)機能で湿気を取り除くのがおすすめです。しかし、エアコンの除湿運転をしているにもかかわらず、思うように湿度が下がらないこともあります。このような時はどうすればいいのでしょうか? ここではエアコンの除湿が効かない原因や、効かない時の対処法をご紹介します。




■エアコンの除湿機能とは?



最初に、エアコンの除湿機能とはそもそもどのような機能なのかを確認しておきましょう。除湿機能はその名の通り、室内の湿度を下げることを目的にした機能です。室温はそこまで高くないものの、湿度が高くジメジメするのが気になる時によく使われます。


基本的な仕組みは冷房運転と同じで、室内の空気を取り込んでから熱交換器を使って冷やし、部屋の中に戻します。冷えた空気は含むことができる水分量が減り、含みきれなくなった水分が結露して室外に排出されるため、結果として湿度も下がるのです。ただし、室温を下げることが主目的ではないので、冷房時よりも弱めに運転します。


また、除湿機能には大きく分けて「弱冷房除湿」と「再熱除湿」の2種類があります。弱冷房除湿は、弱めの冷房運転で湿気を取り除いた空気を、そのまま室内に戻す方式です。当然、温度も少し下がるため、人によっては多少寒く感じるかもしれません。


一方、再加熱除湿は弱冷房運転で湿気を取り除いた後、空気を再び温めてから室内に戻す方式です。室温の変化を最小限に抑えられるのがメリットですが、主に上位機種のみに搭載されている機能なのに加え、温めるための電気代がかかります。




■エアコンの除湿が効かない原因



エアコンの除湿運転をしているのに効き目が薄い時は、いくつか原因が考えられます。状況によってはエアコンを交換した方がいい場合もあるので、正確に原因を突き止めることが大切です。主な原因を確認しておきましょう。


・エアコンの設定温度が高すぎる

室温が設定温度になると、エアコンは運転を休止します。これは除湿運転でも同じなので、エアコンの設定温度が高すぎて室温に近い状態だと、すぐに運転が止まってしまいます。


・フィルターや室内機、室外機が汚れている

エアコンのフィルターや室内機・室外機の内部が汚れていると、給排気がうまくいかずエアコンの効き目が悪くなってしまいます。室外機の周辺に植木鉢や室外機カバーが置かれ、排気口が塞がれてしまっている場合も同様です。


・エアコンが古すぎる

エアコンが古い場合は、経年劣化による不具合や故障が考えられます。除湿運転中にドレンホース(排水ホース)から水が出ていないのなら、除湿が正常に行われていない証拠です。冷房運転に切り替えても部屋が冷えてこなければ、熱交換器やコンプレッサーが故障している可能性があります。




■エアコンの除湿が効かない時の対処法



それでは、実際にエアコンの除湿が効いていないと判明したら、どのように対応すればいいのでしょうか。まず行うべきなのは、エアコンの設定温度を下げることと、フィルターや室内機・室外機を可能な範囲で掃除すること、そして室内機周辺の物をどかすことです。フィルターの掃除は2週間に1回程度のペースで行うといいでしょう。


こういった自分でできる対応を試してみて、それでも効き目が悪いようであれば、故障や寿命の可能性が高いと考えられます。専門業者に点検を依頼し、結果次第で修理・交換しましょう。室内機・室外機のひどい汚れが原因だとわかった時は、クリーニングをしてもらうこともできます。


なお、古いエアコンは最近のエアコンに比べると電気代も多くかかるので、無理に使い続けてもメリットはほとんどありません。最近は世界的な半導体不足により、エアコンの供給も不安定になっています。真夏に突然エアコンが故障し、買い換えようと思っても在庫がない……などという事態にならないよう、早めに交換するのがおすすめです。



Life Engineerでは、エアコン設備の用意から設置工事・メンテナンスまで一貫して対応しております。また、エアコンを交換する際、元のエアコンの撤去も対応可能です。


予算や機能などのご要望も丁寧にヒアリングを行い、最適なエアコンをご提案させていただきます。除湿機能に不具合がある時の点検・修理・交換にも対応できますので、エアコンの調子が悪くてお困りの際は、何でもお気軽にご相談ください。


アーカイブ

人気記事