万が一の地震に備えて、感震ブレーカーを設置しましょう!

昨年の地震発生回数(震度1以上)は何回かご存じですか?

答えは、2424回。

ここ12年で最も地震派生回数が多かったのは東日本大震災が起こった2011年、ついで熊本地震が起きた2016年ですが、昨年はなんと、4番目に多い年となりました。


また地震はさまざまな二次災害を引き起こします。東日本大震災では本震による火災は全111件、その過半数が電気関係の出火でした。こうした電気火災に有効なのが、感震ブレーカーです。

今回は感震ブレーカーの機能やタイプについて解説します。




■国も導入を推奨! 感震ブレーカーで地震の二次火災を防ぐ!



地震で電気ストーブの近くに物が落ちると、火災発生の原因になってしまいますよね。

また家具が倒れて電気コードが損傷すると、停電から復帰し、通電した時にショートして、火災を引き起こしてしまいます。


感震ブレーカーは、地震が起こった時に自動でブレーカーを落とし、電気を遮断することで、火災予防効果を高めてくれるもの。

内閣府でも感震ブレーカーの普及に力を入れており、地方自治体の補助金制度を推奨しているほどです。


熊本地震では本震のあとの余震がさらなる被害を拡大させたことから、今は本震のあとの揺れ対策が欠かせません。

感震ブレーカーがあれば、地震で避難する際うっかりブレーカーを落とし忘れたり、その後、予期せぬ余震がきても電気火災の発生を防ぐことが可能です。




■どんなタイプの感震ブレーカーを設置すればよい?



感震ブレーカーには主に3つのタイプがあります。

まず1つは、分電盤そのものに感震機能が備わっているタイプ。もともと分電盤の交換を考えていたのなら、こちらがおすすめ。部屋ごとに遮断範囲を設定したいという場合にも向いています。

もちろん分電盤に後付けできるタイプも登場しているので、家を新築したばかりや、最近になって分電盤を交換したばかりで……という方もご安心を。


家電が原因となる火災は防止したいけれども、家中の電気を遮断するとテレビで情報が得られなくなるのでは?と心配な方は、遮断範囲を限定できるコンセント型を。

コンセントにつながれた家電の電源をピンポイントで遮断できるので、ストーブや火災が懸念される家電対策に向いています。


ちなみに賃貸住宅にお住まいで分電盤を自由にできないという方向けには、簡易タイプも。ブレーカーノブの近くに重りやバネを設置し、ノブが動いて電気を遮断するという仕組みです。




■感震ブレーカーが作動した後のことも考えて地震対策は抜かりなく!



感震ブレーカーを設置したら、念のために地震が起きた時のことも想定して、すみやかに避難できるように日頃から備えておきましょう。


というのも、感震ブレーカーが揺れを感知すると、照明類が一気に消えてしまう可能性も。夜間だと真っ暗で足元がおぼつかないなか、避難するのも危険です。特に小さなお子さんやご年配のご家族がいる場合は気をつけたいものですね。


停電時にすぐに取り出せるよう、あらかじめ非常灯や懐中電灯などを所定の場所に用意しておくことをおすすめします。


また感震ブレーカーを設置して火災の危険性を軽減できても、家具やモノが転倒して通路を塞いでしまったら元も子もありません。

電気と関係のない話ではありますが、家具の転落対策なども考えておくとよいですよ。


東京都八王子市の「Life Engineer」では、都内をはじめ関東圏で電気・空調設備の購入対応から取り付け・メンテナンス工事一式を承っております。年間400件以上の仕事をこなしており、リピーターが多いことにも定評があります。


感震ブレーカーの取り付け工事はもとより、どのようなタイプがわが家には合っているか、迷われる方も多いかと思います。ご予算やご家庭の事情に合わせて親身に対応いたしますので、まずはお気軽にご相談ください!


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